【Q-MAX=ひんやり度の指数】接触冷感とは?接触冷感の仕組み、基準について解説

冷感 繊維製品お取り扱い方法

どもどもTにぃです

突然ですが接触冷感についてこのような疑問はお持ちの方はいませんか?

接触冷感に対しての疑問

・接触冷感って何?
・接触冷感ってどんな仕組み?
・接触冷感素材って何があるの?
・Q-MAXって何?

近年の地球温暖化による気温上昇を受けて、接触冷感は非常に注目されています
暑さを少しでも和らげるために、衣類だけでなく寝具やマスクなど様々な接触冷感アイテムが出てきていますよね

そんな接触冷感ですがみなさんはどのような効果を期待していますか?
衣類であれば「着ている間涼しさが持続する」という認識をされている方は注意が必要かもしれません
確かにひんやり感はありますが、本来の認識とは異なりあまりにも期待値を上げてしまうとそのギャップにがっかりしてしまう場合があります
メーカー側からの視点でいくと最悪の場合クレームにもつながる可能性があります
今回はそのようなことにならないよう正しく認識していただくために、接触冷感について解説していきます

せひ最後までご覧ください

  

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接触冷感とは?

接触冷感

・触れたときにひんやり感じる効果
・実際に冷たいわけではなく冷感があるだけ
・冷感は触った瞬間だけで持続性はない

接触冷感とは文字通り「触れたときにひんやり感じる効果」のことです
接触冷感という言葉は近年よく見かけるようになった言葉ですよね
また実際に接触冷感アイテムを購入し実感された方もいらっしゃると思います

ではその接触冷感アイテムですが、それ自体は実際に冷たい(温度が低い)のでしょうか?
答えはNOです
そう実は接触冷感とはそのもの自体が冷たい訳ではないにも関わらず触れたときに冷たく感じる効果なのです

氷は触ると冷たいですよね?
これは氷自体が冷たいから当然です
では接触冷感の寝具は冷たいのでしょうか?
寝具そのものは冷たいものではありませんが、触るとひんやり感じます
ただし持続性があるものではなく触った瞬間だけです
それでも本当に不思議ですよねー

なぜそのように感じるのでしょうか
接触冷感の仕組みについては次で解説していきます

  

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接触冷感の仕組みと3つの要素

接触冷感の仕組み

・気化熱と熱伝導によって冷感を生じる
・「熱伝導率」「吸水性、吸湿性」「シャリ感」が重要

接触冷感の仕組みを一言で言うと「熱の移動」です
接触冷感アイテムに手で触れたときに手から接触冷感アイテムに熱が移動します手から熱が奪われる(移動する)ことによって手は冷たさを感じます
この冷たさを感じるのが接触冷感です

この接触冷感には①熱伝導率、②水分の含みやすさ、③シャリ感(硬さ)の3つの要素が重要になってきます

①の熱伝導率は熱の伝わりやすさということです
相手に熱が伝わりやすければその分熱を奪われることになるので、触ったときのひんやり感が増します

②の水分の含みやすさは吸水性と発散性に影響します
水が気体になる際に周りの熱を奪う現象のことを気化熱と言います
打ち水はこの現象を利用したもので、まいた水が蒸発することで周囲から熱を奪い涼しくなります
これと同じようにして、接触冷感アイテムに触れたときに手から水分が奪われ、それが早く発散されることで涼しさを感じることができるのです

③のシャリ感も冷感を感じる要因になります後ほども出てきますが麻はシャリ感があり夏向けの衣類に使われる繊維で有名ですね

   

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接触冷感素材は様々

接触冷感素材の一例

・レーヨン、キュプラ
・麻
・吸水速乾素材
・キシリトールなどの冷感成分含有素材

【レーヨン、キュプラ】
化学繊維の中で接触冷感に優れているのがレーヨンとキュプラです
これらは原料が天然由来のものであり繊維中に水分を多く含むことができます
また熱伝導率や熱拡散率も高いため接触冷感が得られやすいです

レーヨン、キュプラに関しては下の記事も参考にしてみてください

  

【麻】
天然繊維で最も接触冷感に優れているのが麻です
吸水性、発散性が高く熱伝導率も高い特徴があります
また麻はシャリ感があり肌にもベタつきにくいため昔から夏用衣類によく使用されています

麻については下の記事も参考にしてみてください

  

【吸水速乾素材】
ポリエステルなどの吸水速乾素材も接触冷感があると言えるでしょう
吸水性、発散性に優れているため手の水分が奪われやすくまた気化熱もあるためです
上記の素材ほどの接触冷感は得られないかもしれませんが、触れた瞬間もまた身につけていながらでもある程度の冷感は得られます

  

【キシリトールなどの冷感成分含有素材】
キシリトールガムを噛むと口の中が涼しく爽やかになりますよね
このようにキシリトールには清涼感を与える効果があります
それを生地に加工して含有させることで冷感性を持った生地を作ることができます
ただしこれは繊維そのものの特性ではなく後から付与した効果なので繰り返しの使用や洗濯などで効果が薄れてしまう可能性がありますので注意が必要です

上記のように接触冷感素材と言っても様々な種類があります
接触冷感のアイテムを購入する際にはぜひどのような素材を使っているか確認してみてくださいね

  

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Q-MAXはひんやり度を表す指数

接触冷感アイテムの説明として「Q-MAX」の表示をご覧になったことがありませんか?
このQ-MAXとは瞬間的な熱の移動量を表した数値のことで、接触冷感のひんやり感を表す指数の1つです
この数値が高いほどひんやりするという認識ですね

数値の目安は、あくまで感覚によるものですが以下のような感じです

Q-MAX数値の目安

・0.4=かなりひんやりとする
・0.3=ひんやりを実感できる
・0.2=若干ひやっとする程度

ただし涼しさはQ-MAXがすべてという訳ではありませんので、あくまで1つの指標という認識でお願いしますね

  

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まとめ

まとめ

・接触冷感とは触れたときにひんやり感じる効果のこと
・接触冷感の原理は熱の移動
・熱伝導率、吸水発散性、シャリ感が接触冷感性に影響
・レーヨン、麻、吸水速乾素材が接触冷感素材で、後加工で付与も可能
・Q-MAXはひんやり感を数値化したもの

今回は接触冷感について解説してきました

これから夏に向けて気温が上がってくるといよいよ接触冷感素材の出番がやってきます
暑くなる前に接触冷感アイテムの購入を検討されている方はぜひこの内容を覚えていただき選ぶ際に役立てていただければと思います

接触冷感は持続性はなく触れた瞬間だけですが、それでもあることによって冷感を得られるのは間違いありません
接触冷感アイテムを上手に使って少しでも暑い夏を快適に過ごしていけるといいですね

ではまた!

   

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