【紫外線対策は塗るから羽織るへ】紫外線カット衣類の仕組みについて解説

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どもどもTにぃです

「紫外線対策はしっかりしたい」という人は多いのではないでしょうか
特に女性やお子さまをお持ちの人に多いと思います

今までの紫外線対策といえば日焼け止めクリームを塗るというのが一般的だったと思います
ただ日焼け止めクリームはベタベタするし、汗と一緒に落ちちゃうしなんだかなぁ・・・という方も多いのではないでしょうか

そんな中、近年注目を浴びている紫外線対策として「紫外線カット衣類」があります
カーディガンやパーカーを羽織るだけで紫外線対策になっちゃうというものですね
その紫外線カット衣類に関してこのような疑問をお持ちではありませんか?

・どうやって紫外線カットしているの?
・長袖なら何でも紫外線カットになるんじゃないの?

確かに長袖を着ていれば紫外線対策になるように思いますよね
しかし実は繊維によって紫外線カット率は異なるのです
つまり長袖であればOKということではなく、長袖にどの繊維を使っているかが重要ということなのです

ということで今回は紫外線カット衣類についてお話してきます

ぜひ最後までご覧ください

  

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紫外線カット素材の仕組み

紫外線カット素材の仕組み

・繊維に無機物微粒子を練り込む
・繊維を異形断面にする
・凹凸のある生地にする
・高密度の生地にする    など

【繊維に無機物微粒子を練り込む】
酸化チタンや特殊セラミック粒子を繊維に練り込むことで紫外線カット性能を付与できます
参加チタンや特殊セラミック粒子には紫外線を吸収、反射する効果があります
そして繊維中にこれらを練り込む濃度を上げれば紫外線カット効果も比例して上がります
また繊維内に練り込まれているため、使用や洗濯を繰り返しても性能が下がることはありません
この方法が紫外線カット性能を出す中で最も代表的なものとなっています
ちなみにこの方法によって繊維を作ることで、そこからできる衣類は防透け性のある衣類となります
特に白Tシャツであれば防透け性は大切ですので紫外線カットと合わせられるのは一石二鳥ですね

【繊維を異形断面にする】
こちらも繊維自体に加工を加える方法となっています
特に化学繊維は通常、断面は丸形状の場合が多いです
それを三角形やT字形といった異形断面の繊維にすることで光の反射角度がバラバラになり乱反射を起こします
そうすることによって紫外線カットの効果が出るという訳ですね
異形断面繊維に関しては下の記事で解説していますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください


【凹凸のある生地にする】
こちらは繊維自体に加工するものではなく、生地にする際に工夫する部分ですね
原理としては先程の異形断面繊維と似ているのですが、生地に凹凸をつけることによって光が当たる場所によって反射方向が変わり透過しにくくするという原理です
例を挙げると鹿の子(かのこ)という編み方は表面に凹凸ができる編み方ですのでそれだけでも紫外線カット効果が期待できます
紫外線カットポロシャツなんかではこの鹿の子が使用されてる場合がありますね
某有名アパレルのポロシャツでも使用されてるのでぜひ確認してみてくださいね

【高密度の生地にする】
こちらも生地にする際にできる工夫の部分ですね
密度が低い生地というのはどうしても隙間が空いてしまいます
高密度にすることでその隙間を少なくすることで物理的に紫外線透過を少なくするということですね
ただ高密度にすることで生地が重たくなったり、固くなって着用感に影響したり、通気性が低くなってしまったりとデメリットも多いです
なので特に紫外線が気になるときに着る衣類としては現実的には難しいと思います
この方法が適しているのは日傘の生地でしょうね

  

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効果的な紫外線対策にはやっぱり紫外線カット素材

長袖であれば何でも紫外線カットになるんじゃないの?という疑問をお持ちの方は多いと思います
確かに長袖であればどの繊維であってもある程度の紫外線カットには繋がります
ただし紫外線カット率は繊維によって異なるものであり、効果的に紫外線カットをしたいのであればやはり素材(繊維)を選ぶ必要があります

紫外線カット率が比較的低い繊維

・綿
・麻  など

実はTシャツでよく使われる綿や、春夏服に使用される麻は紫外線カット率が低い繊維なのです
もちろん紫外線をまったくカットしないわけではありませんし、生地の色などによっても紫外線カット率は異なります
ただ紫外線がやや強い日に使用を推奨される紫外線カット率90%という基準をクリアすることはこれらでは難しいかもしれません

紫外線カット率が比較的高い繊維

・ポリエステル
・レーヨン
・ウール   など

一方これらの繊維は紫外線カット率が比較的高いとされています
特にポリエステル、レーヨンはもともと紫外線カット率が高いとされながら、さらに先程の無機物微粒子を練り込んだり繊維の形状を変えたりすることが可能となっています
それによって紫外線99%カットということが可能となっているんですね

同じ長袖を着るにしても素材によって紫外線カット率は大きく変わります
すなわち肌への影響も大きく変わるといってよいでしょう
せっかく紫外線対策をするのであれば効果的な対策をしたいですよね
ぜひこの紫外線カット率のことも頭に置いていただければと思います

  

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紫外線カット素材と紫外線カット加工素材は異なる

紫外線カットをアピールするものとして「紫外線カット素材」「紫外線カット加工素材」があります

前者は先程説明したように繊維に機能性を付与もしくは生地を織る編む際にするもので生地自体に紫外線カット性能があるものです
なのでその性能が無くなってしまうことはあまりなく、繰り返し使用、洗濯しても効果は持続します
こちらは繊維に練り込んだり繊維の形状を変えたりするので、ポリエステルやレーヨンなど人工的に作ることができる化学繊維であることが多いですね

一方後者は生地にした後に紫外線カット効果を付与する加工を施すものです
生地の表面に紫外線カット効果のある成分を付着させることが例として挙げられます
これらは生地にした後に加工するものですので、生地自体には紫外線カット性能はありません
なのでこの紫外線カット効果のある成分が繰り返しの使用や洗濯によってだんだん落ちていってしまうと性能は低下していってしまいます
こちらでは綿や麻、ウールといった天然繊維である場合が多いですね

もちろん私がおすすめするのは前者の紫外線カット素材です
せっかく使うのであれば長く使いたいですよね
紫外線カットの効果は素材自体のものなのか、後加工によって付与されたものなのかしっかり確認するようにしましょうね

  

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紫外線対策は手軽に羽織るだけの時代へ

紫外線対策として紫外線カット衣類を羽織るという選択肢が加わったと思います
これは紫外線カット性能を付与した機能性繊維が開発されたことによることが大きいでしょう
紫外線対策が手軽に羽織るだけというのであれば試さない理由はありませんよね
ここでは商品の詳細などを見て私がおすすめできると感じた紫外線カット衣類を一部紹介します
ぜひ参考にしてみてください

サマーニットパーカー レディース

紫外線カット率最大93%となかなかの性能を誇るパーカー
生地にはレーヨンも使用しており接触冷感もあるので暑い時期にぴったりです
またゆるめのニットで起こりやすい毛玉(ピリング)対策として抗ピリング加工も施しています
見た目もかわいくて高性能な紫外線カットパーカーですね

UVパーカー レディース

こちらは紫外線カット率最大99%、UPF50+と超高性能パーカーです
その性能証明としてボーケンでのUV測定結果報告書を公開しています
実際に第三者機関での測定結果を公開しているアイテムはあまり見たことがありません
それだけ性能に自信があるアイテムということでしょう
紫外線カット性能の根拠もしっかりしており、使う側としても安心ですね

UVカットジップパーカー キッズ

こちらも紫外線カット率90%以上の高性能パーカー
日焼け止めクリームを嫌がるお子さまにはピッタリのアイテム
綿混素材のため汗をかいてもベタつきにくく快適に着られます
またパステルカラーがとってもキュート
サイズも80〜160と豊富となっており広くお使いいただけるアイテムです

  

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まとめ

まとめ

・紫外線カットの仕組みには繊維に微粒子練り込みや織り方、編み方の工夫がなどある
・紫外線カット率は繊維によって異なり、やはり紫外線カット素材が良い
・紫外線カット加工は繰り返しの使用、洗濯によって効果が低下する可能性あり
・紫外線対策として手軽に羽織るという選択肢が増えた

今回は紫外線カット衣類についてお話してきました
実は私も日焼け止めクリームはベタつくので苦手な方です
なので紫外線対策として紫外線カット衣類を使用しています
外に出るときに羽織るだけなので非常に楽ですし快適に紫外線対策ができていると感じています
この手軽さ、楽さを覚えてしまったらもう日焼け止めクリームには戻れなくなるかもしれませんね
使用したことがない方はぜひ一度お試しいただければと思います

ではまた!

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