どもどもTにぃです
洗濯表示が新しいものに変わって数年経過しましたが、みなさん新しい絵表示にはもう慣れてきたでしょうか?
以前の絵表示を使用することは許されなくなっているため、新しい絵表示を理解できていない場合には衣類の取り扱い方法を間違えてしまう可能性があります
取り扱い方法を間違えてしまうと一度で衣類をダメにしてしまうかもしれません
よって洗濯表示を理解することはとても重要なことなのです
乾燥、漂白、アイロン、商業クリーニングと以前の記事で個別に洗濯表示を解説してきました
しかし個別に紹介するといざ確認したいときに探すのに手間がかかってしまうと思います
そこで今回は洗濯表示一覧をこの1記事にてまとめて、マークの意味と注意点について解説していきます
洗濯表示を確認したい場合に備えてこの記事をブックマークしていただくとすぐに探せて便利になります
洗濯表示を手軽に確認する方法としてこの記事をご活用いただければと思います
ぜひ最後までご覧ください
基本記号と付加記号
まず最初に基本記号と不可記号について解説します
基本記号は取り扱いの種類、付加記号はその程度を表すものです
そしてその基本記号と付加記号の組み合わせ洗濯表示は作られています
基本記号
洗濯処理記号洗濯処理のマークは桶のような形で表示されます
漂白処理記号漂白処理のマークは三角で表示されます
乾燥処理記号乾燥処理のマークは四角で表示されます
アイロン仕上げ処理記号アイロン仕上げ処理のマークはアイロンのような形で表示されます
商業クリーニング処理記号商業クリーニングのマークは正円で表されます
付加記号
弱い処理記号下の一本線は、線の無いものよりも弱い処理が必要であることを表します
非常に弱い処理記号下の二本線は、一本線のものよりもさらに弱い処理が必要であることを表します
数字表示は摂氏温度を表しています
主に洗濯処理記号に使用されます
ドット表示の場合はドットの数が増えると高い処理温度でも可能となります乾燥処理記号、アイロン処理記号に使用されます
処理の禁止×記号はその処理ができないことを表します
洗濯処理記号
洗濯処理記号は桶のような記号で表されます
この記号がある場合は家庭用洗濯機や手洗いによる洗濯処理が可能となります
また記号内に書かれている数字は水温の上限を表していますあくまで水温の上限であり、この水温が適温という訳ではないのでご注意ください
漂白処理記号
漂白処理マークは三角形で表示されます
三角形のみの場合は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の両方が使用可能です
三角形内に二本の斜線がある場合は酸素系漂白剤のみ使用可能となりますのでご注意ください
塩素系漂白剤、酸素系漂白剤に関しては下の記事も参考にしてみてください
乾燥処理記号
乾燥処理記号にはタンブル乾燥と自然乾燥の2種類あります
乾燥機を使用したタンブル乾燥ともの干し竿などを使用する自然乾燥では記号が異なります
タンブル乾燥記号
タンブル乾燥記号は正方形と円で表されます
タンブル乾燥とは乾燥機を使用した機械乾燥のことです
洗濯機に搭載されている乾燥機能もこのタンブル乾燥に含まれます
ただし商業クリーニング時のタンブル乾燥処理はここに含まれませんのでご注意ください
円内部のドットは排気温度の上限を表していますドットの数が多い方が高温まで対応可能となります
タンブル乾燥に関しては下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください
自然乾燥記号
自然乾燥とはハンガーや平干し台などを使用して干す乾燥方法です
たての1本線は脱水後のつり干し乾燥を表します
たての2本線は脱水を行わずにぬれたままでのつり干し乾燥を表します
よこの1本線は脱水後の平干し乾燥を表しますよ
この2本線は脱水を行わなずにぬれたままでの平干し乾燥を表します
斜めの1本線は、日陰干しを表します
自然乾燥に関しては下の記事も参考にしてみてください
アイロン仕上げ処理記号
アイロン仕上げ処理は家庭でのアイロンがけのことを指します
アイロン仕上げ処理記号はアイロンの形をしたマークで表されます
上限温度はドットで表され、ドットの数が多いほうが高温で処理可能となります
アイロンがけに関しては下の記事も参考にしてみてください
商業クリーニング処理記号
商業クリーニング処理とは業者によるクリーニング処理のことを指します
円のマークは洗浄後の機械乾燥なども含めた商業クリーニング処理をあらわします
商業クリーニングにはドライクリーニングとウェットクリーニングがあり、それぞれ円内部のアルファベットが異なります
ドライクリーニング記号
ドライクリーニングに使用する溶剤には石油系溶剤とパークロロエチレンがあります
使用する溶剤によってクリーニング方法は変わるため、衣類に与える影響も変わってきます
そのためどの溶剤を使用しても大丈夫なのか見分けるために異なる記号にて表示します
ドライクリーニングに関しては下の記事も参考にしてみてください
ウェットクリーニング処理記号
ウェットクリーニングとはクリーニング業者が行う水洗いのことです
水洗いといっても家庭洗濯とは異なるため記号も分けています
ウェットクリーニングに関しては下の記事も参考にしてみてください
記号だけでなく付記用語も確認
洗濯表示には記号だけでなく、補足としての付記用語も合わせて記載されています
以前の洗濯表示では「あて布マーク」や「弱く絞るマーク」がありました
しかし新しい洗濯表示ではそれらの記号は無くなってしまいました
ではあて布をしなければいけない場合や強く絞ってはいけない場合にはどこに書かれるのかというと、付記用語として表示されることになります
洗濯表示の記号だけでなく付記用語も合わせて把握しなければいけないということですね
「あて布使用」「弱く絞る」「洗濯ネット使用」などは付記用語として記載されます
記号としては表示されませんが取り扱う上で非常に重要な部分です
見落とすことなくしっかりと確認していただきたいと思います
記号の記載が無い場合
あまりありませんが洗濯表示が部分的に表示されていない場合があります
例えば洗濯処理、漂白処理、乾燥処理、商業クリーニング処理に関しての記号があるにも関わらずにアイロン処理の記号が無い場合があります
表示されていない洗濯表示がある場合、それはその処理ができないから表示していないという意味ではありません
その処理ができない場合には×記号が付加記号として付けられます
では表示がされていないものはどのように扱えば良いのでしょうか
実は表示が無い場合には、その記号によって意味しているすべての処理が可能ということになるのです
つまりアイロン処理の記号が無い場合にはアイロン処理全てがOKということになります
表示が無い場合には、処理できない訳ではなくどの条件でも処理可能ということを覚えておいていただければと思います
まとめ
今回は洗濯表示について解説しました
正直なところ以前の洗濯表示のほうが直感的に分かりやすかったですよねw
新しい記号に変わったのは世界的に使用されているISO規格での記号に統合して世界共通の記号を使用していくためです
グローバルスタンダードということで新しい洗濯表示は覚えていかなければいけないということですね
とはいえすぐに覚えることは難しいと思いますので、都度確認しながら間違いのない取り扱いをしていけば良いと思います
洗濯表示を確認する際にはぜひこの記事を活用していただければありがたいです
ではまた!
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