タンブル乾燥とは?乾燥機禁止のものを入れたらどうなる?

タンブル乾燥 タンブラー乾燥 繊維製品お取り扱い方法
この記事はこのような方にオススメ!

・タンブル乾燥って何?
・タンブル乾燥マークの意味がイマイチ分からない
・タンブル乾燥禁止の服を入れたらどうなるの?

どもどもTにぃです

みなさんタンブル(タンブラー)乾燥とはご存じでしょうか?

新しい絵表示になる前は付記用語で「タンブラー乾燥はお避けください」と記載があったので見たことがある方は多いのではないでしょうか
新しい絵表示になってからはタンブル乾燥マークが追加された為、文字では無くマークとして見ることが多いですね

そんなタンブル乾燥ですがお洋服によっては禁止されている場合があります
これはタンブル乾燥によって服が傷んだり変色したり、最悪の場合発火の可能性があるからなんです
あまり気にしていない方もいるかもしれませんが、取り扱いを間違えると非常に危険なものなんです

今回はタンブル乾燥について、禁止の服を入れたらどうなってしまうのかについて解説していきます

ぜひ最後までご覧ください

 

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タンブル乾燥とは?

タンブル乾燥とは回転するドラム内に熱風を送り洗濯物を乾燥させることです
具体的には家庭用洗濯機の乾燥機能やコインランドリーにある乾燥機で乾かすことを指します

これによって非常に早く洗濯物が乾くので洗濯物が乾きにくい梅雨の時期には重宝しますよね
また揉まれる効果もありタオルもふんわりと仕上がるので使い心地が良いからよく使っているという方も多いと思います

その反面熱風は洋服にとってダメージになる場合があります
その結果洋服がダメになってしまう可能性もあります
便利な一方扱いを間違えると大変なことになってしまうものなので注意が必要です

ちなみにタンブル乾燥はタンブラー乾燥と表記される場合もありますが意味は同じなのでご承知を

 

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タンブル乾燥マークは3種類

出典:消費者庁ホームページ

タンブル乾燥のマークは3種類あります

丸の中のドットは乾燥時の温度帯の目安を表しています
ドットが2つの場合は高温乾燥が可能で、1つの場合は低温乾燥が可能です
バツとなっている場合はタンブル乾燥不可を意味するため、その製品はタンブル乾燥機を使用した乾燥はできません

タンブル乾燥のマークは単純で種類も少ないのでぜひ覚えてみてください

 

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乾燥機禁止のものを入れたらどうなる?

乾燥機禁止のものを入れると

・収縮する
・変色する
・付属品が解ける、外れる
・テカリが出てしまう
・発火する  など

タンブル乾燥禁止の衣類を乾燥機に入れてしまうと取り返しのつかないことになってしまう場合があります
衣類がダメになってしまうだけならまだしも、乾燥機自体に影響が出たり、最悪の場合発火の危険性まであります

乾燥機禁止のものを入れた際に起こり得ることの一例を以下に挙げますので、ぜひ覚えていただいた上で正しく取り扱うことをおすすめします

【収縮する】
熱に弱い繊維はタンブル乾燥によって収縮してしまう可能性があります
繊維は耐えられる温度を超えた熱がかかると縮んでしまいます
耐性温度の低い繊維ではタンブル乾燥の温度に耐えられない場合があります
そうなると衣類を構成する繊維が縮むので、衣類の収縮につながります
またルーズなニットも収縮しやすい傾向にあります

【変色する】
タンブル乾燥の熱によって身生地が変色してしまう場合があります
またプリント部分も変色する可能性もあります
変色は外観に大きな影響を与えますので注意したいところですね

【付属品が溶ける、外れる】
熱によってボタンなどの付属品が溶けてしまう場合があります
耐性温度の低いプラスチックを使っている場合に多いですね
またアイロンで接着するタイプのシールやアップリケも外れてしまう可能性があります
もともと熱をかけて接着しているものですので、再度熱をかけてしまうと取れてしまうかもしれません

【テカリが出てしまう】
熱によって部分的なテカリが出てしまう場合があります
これは合成繊維で出やすい傾向にあります
そして特に濃色のものではテカリが分かりやすくなってしまいますね

【発火する】
セルロース繊維とポリプロピレンの混用素材は長時間のタンブル乾燥によって発火してしまう可能性があります
洗濯によってポリプロピレンの酸化防止剤が溶け出し、乾燥によって連続的な酸化が起こることで発熱し、セルロース繊維が発火してしまうという原理です
現在ではこの組合わせは規制されていますが、規制される前には発火事故が多発し大きな問題となりました
この件に関しては下の記事も合わせて読んでみてください

軽微な事故だけでなく重大な事故まで起こる可能性があるのでタンブル乾燥には十分注意してください

 

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まとめ

まとめ

・タンブル乾燥とは回転するドラム内に熱風を送り洗濯物を乾燥させること
・タンブル乾燥のマークは3種類ありドットが2つは高温、1つは低温を表す
・収縮、変色、付属品破壊、テカリ、発火等の可能性があるためタンブルNGのものには注意

今回はタンブル乾燥についてお話してきました

タンブル乾燥は非常に便利なものですし、正しく使えば強い味方になります
しかし一方で使い方を間違えると重大な事故が起こってしまう場合もあるんです

タンブル乾燥禁止と表示されていても、実際に何事も無くタンブル乾燥できたという場合もあります
しかしそれはたまたまその時が無事だったというだけかもしれません
一緒に乾燥する洗濯物や乾燥強さや時間などの条件によって次も同じ結果になるとは限りません

しっかりと絵表示を確認していただき、正しくタンブル乾燥を使用していただきたいと思います
これからも一緒に勉強していきましょう

ではまた!

 

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