中性洗剤とは?使うメリットと何に使うべきかについて解説

中性洗剤 メリット 使うべき 繊維製品お取り扱い方法
この記事はこのような方にオススメ!

・中性洗剤ってなに?
・中性洗剤を使うメリットは?
・どんなアイテムに中性洗剤を使えばいいの?

どもどもTにぃです

突然ですがみなさんは衣類によって洗剤を使い分けていますか?

一般的な家庭用洗濯洗剤として弱アルカリ性洗剤中性洗剤の2種類が存在します
なぜ洗剤に2種類あるのかというと、それは衣類の種類や汚れの状況に応じて使い分ける必要があるからなんです

ではどのような条件で使い分ける必要があるのかご存じでしょうか?
恐らく毎日の洗濯で使用している洗剤は弱アルカリ性の洗剤だと思います
普段お使いの洗剤容器の裏面をご確認していただければ記載されていると思います
毎日繰り返し使用するような衣類の洗濯であれは弱アルカリ性洗剤で特に問題無いないでしょう

では中性洗剤はどのような衣類で使用すれば良いのでしょうか
実は普段使用される弱アルカリ性洗剤で洗濯するとトラブルが起こってしまうかもしれない衣類があるんです
なのでそのような場合に中性洗剤を使用することでトラブルを起こりにくくすることができるのです

今回はそんな中性洗剤について、中性洗剤を使用するメリットと使用すべきアイテムについて解説していこうと思います

この記事を読むことで中性洗剤についての理解が深まり、アイテムによる洗剤の使い分け方がお分かりいただけ、家庭洗濯によるトラブルを起こす可能性を軽減することができます

ぜひ最後までご覧ください

  

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中性洗剤とは

中性洗剤

・水溶液のpHが中性を示す合成洗剤
・肌にも衣類にも優しい洗剤
・洗浄力はやや劣る傾向

中性洗剤とは水溶液のpHが中性を示す合成洗剤のことをいいます

そもそもpHとは水素イオン指数のことで溶液の酸性やアルカリ性の程度を示すものです

出典:株式会社プランビーHP

上の図のように数字が小さくなると酸性、大きくなるとアルカリ性であることを表します
そしてその中間帯6~8までが中性であり、中性洗剤はこの範囲に収まる洗剤です

中性洗剤の特徴としては一般的に人のお肌にも、そして衣類にも優しい洗剤ということが挙げられます
日常的に使用されている弱アルカリ性洗剤は皮脂汚れなどを落とすのに向いている洗剤です
この理由はアルカリはたんぱく質である皮脂汚れを分解する性質を持っているためです
しかし人の身体を構成しているのもたんぱく質であるため、弱アルカリ性洗剤は特に肌が弱い方や敏感肌の方にとっては肌トラブルの原因になる可能性があります
また動物繊維もたんぱく質が主要成分となっているため同様にダメージを受けてしまいます
一方で中性洗剤は中性であるためそのような心配が少なく、人の肌にも衣類にも優しい洗剤といえるでしょう

ただし中性洗剤はその中間という特性から洗浄力は弱アルカリ性洗剤よりも劣る傾向があります
実は汚れにも酸性汚れとアルカリ性汚れがあり、汚れを落とすにはそれと反対の性質を持つ洗剤が有効とされています
つまり酸性汚れを落とすにはアルカリ性洗剤、アルカリ性汚れを落とすには酸性洗剤が適しているということです
上の図で示している通り、pHの数字が大きくなるとアルカリ性が強くなることが分かります
そしてアルカリ性が強くなるということは酸性汚れに対する洗浄力も上がるということになります
皮脂汚れは酸性汚れですのでこれを落とすには中性よりも弱アルカリ性の方が向いているということになります

洗浄力が劣るといえど軽い汚れであれば中性洗剤でも十分汚れを落とすことができますのでご安心を

  

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中性洗剤を使うメリット

中性洗剤を使うメリット

・衣類が長持ちする
・肌荒れしにくくなる
・素材を選ばない
・多くの汚れに対応できる
・有毒ガス発生の危険が少ない

【衣類が長持ちする】
中性洗剤は衣類に優しい洗剤です
酸性でもアルカリ性でもない中性であるため衣類へのダメージが少なくなります
また物によっては色落ちもしにくくなるため、洗濯を繰り返してもダメになりにくい洗剤と言えるでしょう

【肌荒れしにくくなる】
中性洗剤は人の肌への影響が少ない洗剤です
日常使いされる弱アルカリ性洗剤は、特に肌の弱い方や敏感肌の方には肌トラブルの原因になる場合があります
しかし中性洗剤は肌に優しいため肌トラブルの原因となる可能性が低くなります
特に手洗いされる場合には手のことを考えると中性洗剤が良いと思われます

【素材を選ばない】
動物繊維はアルカリに弱いため弱アルカリ性洗剤は使用できません
一方、中性洗剤であれば問題なく使用できます
もしろ中性洗剤を使用できない繊維はほぼありません
素材を選ばすに多くのアイテムに使用できるというのは安心につながりますよね
洗濯でのトラブルを起こしにくくなるというのは大きなメリットだと思います

【多くの汚れに対応できる】
中性洗剤は酸性汚れ、アルカリ性汚れどちらともに対してある程度の洗浄力があります
これは中性だからこその特徴でもあると思います
ただしガンコな汚れに対しての効果はあまり期待できないので注意が必要です

【有毒ガス発生の危険が少ない】
洗剤によっては他の物と混ざると有毒ガスが発生してしまうものがあります
この有毒ガスは非常に危険なもので場合によっては命に関わることがあります
中性洗剤であれば仮に他のものと混ざってしまっても有毒ガスが発生する可能性が低いです
思いもよらぬところで混ざってしまい有毒ガスが発生する場合もありますので、安全に使用できるのは嬉しいですよね

  

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中性洗剤を使った方が良いアイテム

中性洗剤を使った方が良いアイテム

・おしゃれ着
・お気に入りの服
・ウールのアイテム
・シルクのアイテム

【おしゃれ着】
おしゃれ着は普段から繰り返し着用するものではなく週に1回もしくは月に数回くらいの頻度ではないでしょうか
また結婚式やパーティーなどの特別なときに着用するようなものもあると思います
それらのようなおしゃれ着は中性洗剤で洗うことをオススメします
ここぞというときの大切な衣類ですし、恐らく高価なものだと思います
そうであればできるだけ長く使用していきたいですよね
そのためには中性洗剤を使用して洗濯でのダメージをできる限り軽減していくことが大切になります

【お気に入りの服】
お気に入りの服もできるだけ買った時のままの状態に近いままで長く使っていきたいですよね
そのためには衣類へのダメージもそうですし色落ちしにくいことも大事です
中性洗剤は色落ちさせにくいためお気に入りの服を長持ちさせることができると思います

【ウールのアイテム】
ウールは動物繊維ですので、そもそもアルカリに弱い繊維です
またアルカリ性溶液中で揉まれることでフェルト化してしまう可能性があります
フェルト化してしまうと大きく収縮し風合いも硬くなってしまうため同じようには着用できなくなってしまいます
なのでウール製品の洗濯は中性洗剤で優しく手洗いが推奨されています
フェルト化に関しては下の記事で解説していますので合わせてご覧ください

【シルクのアイテム】
シルクも動物繊維ですのでアルカリに弱い繊維といえます
またシルクは繊維方向に細かく割れるフィブリル化が起こりやすい繊維とされており、弱アルカリ性洗剤を使用した洗濯がそれを助長させるとされています
そのためシルク製品を洗濯する場合には中性洗剤を使用するのが良いとされています

  

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まとめ

まとめ

・中性洗剤とはpHが6〜8程度の中性を示す合成洗剤のこと
・肌や衣類に優しいが、ガンコな汚れには敵わない
・素材を選ばす、有毒ガス発生の危険性が低いため安心して使用可能
・おしゃれ着やお気に入りの服は中性洗剤を使用して優しく洗うのがオススメ
・ウール、シルクの動物繊維はアルカリに弱いため中性洗剤を使用するべき

今回は中性洗剤について解説してきました

家庭用洗濯洗剤には主に中性洗剤と弱アルカリ性洗剤の2種類があり、中性洗剤はおしゃれ着やお気に入りの服、ウールやシルクなどの動物繊維を洗う際に使用した方が良いということですね
弱アルカリ性洗剤は毎日着用するようなものや丈夫なものの、汚れを落とすことを優先する場合に使用する洗剤ということです

そして衣類だけでなく肌に優しく安全に使用できるという点も中性洗剤の良いところだと思います
手洗いする際には比較的手荒れしにくくなると思います
また洗濯の際にすすぎ残してしまっても肌トラブルの原因になりにくいのも安心ですよね

もし中性洗剤をお持ちでない方はぜひこの機会にご購入を検討していただいてはいかがでしょうか?
どの中性洗剤を選べばいいか分からないという方はリンクを貼っておきますので、まずはそこからご確認していただければと思います

中性洗剤と弱アルカリ性洗剤を状況に応じて使い分けて、上手に洗濯していきましょうね

ではまた!

  

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