キュプラとは?キュプラの特徴、用途について解説

繊維製品の基礎知識
この記事はこのような人にオススメ!

・キュプラとは?
・キュプラの特徴は?
・キュプラの用途は?

どもどもTにぃです

みなさんキュプラという繊維はご存知ですか?

みなさんがお持ちでちょっと高めのコートやジャケットの組成を確認してみてください
裏地にキュプラが使われていませんか?
そう、キュプラとはなかなか聞き慣れない繊維かもしれませんが結構多くの衣類に、特に裏地に使われている繊維なんです

またキュプラはサスティナブルな繊維として近年注目を集めています
なぜサスティナブルなのかは原材料、性質を知ると納得していただけると思います

ぜひ最後までご覧ください

 

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キュプラとは

キュプラ

・セルロースが主成分で再生繊維の1種
・コットンリンターが原材料
・ベンベルグが代表的例

キュプラとは再生繊維の1種で、セルロースが主成分の繊維です

再生繊維については下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください


再生繊維といえば以前お話したレーヨンも再生繊維の1種です
レーヨンに関しては下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください


同じ再生繊維同士ですがキュプラとレーヨンとでは作り方も原材料も異なります
レーヨンの原料は木材パルプであるのに対しキュプラはコットンが原料です
コットンといっても繊維で使用する部分ではなく、種子の周りに生えている産毛の部分であるコットンリンターを原料としてつくられます

このコットンリンターは本来であれば捨てられる部分なのですが、それを繊維として再生させたものがキュプラなのです
天然由来の原料でありながら、本来であれば捨てられる部分を活用しているという点でサスティナブルな繊維であるということに納得していただけると思います

キュプラを生産している日本のメーカーは非常に少なく、旭化成の「ベンベルグ」が代表例といえます

 

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キュプラの特徴

キュプラの特徴

・吸放湿性に優れる
・ドレープ性がありしなやか
・美しい光沢
・接触冷感
・生分解    など

キュプラは見た目にも機能的にも優れた繊維です

キュプラはセルロース繊維ですので親水性であり、特に吸放湿性に優れており、保湿性もある繊維です
このため夏では蒸れにくくさらっと気持ちよく着用でき、乾燥する冬では不快な静電気を発生しづらくしてくれます
この静電気が発生しづらいという点でコートやジャケットの裏地に使用されることが多いです

そして吸水性もあるため清涼感があり、加えて接触冷感を感じることもできます

また美しい光沢もありながら柔らかくなめらかな風合いでドレープ性もあり、絹を感じさせる見た目、質感、風合いがあります

そして近年ではサスティナブル志向の高まりから生分解性にも注目されており、環境配慮型繊維として取り上げられる場合もあります
生分解に関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

  

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キュプラの用途

キュプラの用途

・裏地
・インナー
・春夏衣料アウター
・不織布  など

キュプラの用途として真っ先に思い浮かぶのが高級なコートやジャケットの裏地です
静電気が起こりにくい、上質な光沢、なめらかな触感から、少しお高めなアイテムの裏地に使用されることが多いです

また裏地だけでなく身生地にも使用される場合もあり、インナーや吸放湿性と接触冷感に優れたアウター素材そしても展開されています

衣料用繊維のほか、セルロース系では唯一の長繊維不織布も生産されており、医療用途や工業用ワイピングクロスなどとして用いられています

また血液透析膜やウイルス除去膜としても使用される場合があります

  

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まとめ

まとめ

・キュプラはセルロースを主成分とする再生繊維の1種
・コットンリンターを原材料とする環境配慮型繊維
・吸放湿性、ドレープ性、光沢感、生分解性などが特徴
・衣料用途だけでなく、工業ワイピングクロスや医療用途でも使用される

今回はキュプラについて解説してきました

キュプラとはセルロースを主成分とする再生繊維の1種です

原材料はコットン種子の周りにある産毛であるコットンリンターで、通常であれば捨てられる部分を繊維として再生して使用しており、生分解性も合わせて環境配慮型繊維として取り上げられる場合があります

キュプラの特徴は優れた吸放湿性、静電気が起こりにくい、美しい光沢、柔らかくなめらかの風合いでドレープ性がある、生分解性などが挙げられます

裏地、インナー、アウターなど衣料用の素材として使用されます
またセルロース系で唯一長繊維不織布も生産されており、工業用ワイピングクロスや医療用途としても使用される場合があります

同じ再生繊維のレーヨンと比較すると湿潤時の強度がキュプラのほうがはるかに優れており、通常時でも強度はキュプラのほうが高いです
しかしキュプラの混率が高くなるほど洗濯による収縮は大きくなる傾向にありますので、その点は注意が必要かもしれません

比較的低価格帯やウォッシャブルのアイテムでは裏地がポリエステルの場合もありますが、ある程度の価格になると裏地はキュプラになっているものが増えてきます
みなさまがお持ちのアイテムの裏地の組成を見ていただき、キュプラが使われているか確認してみてはいかがでしょうか

ではまた!

  

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