アンゴラ繊維とは?アンゴラ繊維の特徴や取り扱い方法について解説

繊維製品の基礎知識
この記事はこのような人にオススメ!

・アンゴラ繊維とは?
・アンゴラ繊維にはどんな特徴があるの?
・アンゴラ繊維の製品はどのように取り扱えばいいの?

どもどもTにぃです

みなさん「アンゴラ繊維」をご存知でしょうか?
秋冬物のニット製品で「アンゴラ ○○%」や「毛(アンゴラ) ○○%」のような混率表示を見たことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか

アンゴラ繊維とは動物繊維の一種で、アンゴラ兎から採取される毛繊維のことです
動物繊維に関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

   
アンゴラ繊維は他の獣毛繊維と比較しても繊維が非常に細いことが特徴です
その細さがメリットとなる面もあればデメリットとなる面もあり、取り扱いに関して非常に注意しなければいけない繊維の一つでもあります

今回はそんなアンゴラ繊維について解説していこうと思います
この記事を読むことで、アンゴラ繊維とは、アンゴラ繊維の特徴、アンゴラ繊維を使用した製品の取り扱い方法についてお分かりいただけ、アンゴラ繊維についての理解が深まると思います

ぜひ最後までご覧ください

   

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アンゴラ繊維とは?

アンゴラ繊維

・アンゴラ兎から採取される毛
・主な獣毛繊維で最も繊維が細い
・特にレディース衣類で重宝
・ほとんどが中国産
・アンゴラ山羊の毛はモヘヤ

アンゴラ繊維はアンゴラ兎から採取される毛繊維のことです

アンゴラ繊維として使用される産毛はその太さが10μm程と非常に細く、主な獣毛繊維の中でも最も細いとされています
獣毛繊維に関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

   
アンゴラ繊維はその細さ故にソフトな手触りや軽量な点が特徴であり、特にレディース衣料で重宝される素材となっています

アンゴラ兎はもともとフランスで飼育されていましたが、現在流通しているアンゴラ繊維はそのほどんどが中国産となっています

同じ「アンゴラ」がつき毛を繊維として利用されている動物として「アンゴラ山羊」がいます
実はこちらのアンゴラ山羊の毛は「アンゴラ繊維」とは呼ばれません
アンゴラ山羊の毛繊維は一般的に「モヘヤ」と呼ばれ、これは指定用語として表示することが認められています
つまりアンゴラ山羊の毛繊維を「アンゴラ」として表示することは不当表示となってしまいますので、間違えないように気をつけなければいけません

「アンゴラ兎=アンゴラ」「アンゴラ山羊=モヘヤ」をしっかり覚えておきましょう

   

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アンゴラ繊維にはどんな特徴があるの?

アンゴラ繊維の特徴

・柔軟
・軽量
・手触り滑らか
・純白
・強度が低い
・毛落ちしやすい
・虫害の影響を受ける  など

アンゴラ繊維はその細さ故に多くの特徴を持つ繊維です

その細さがメリットとなる特徴としては柔軟であり、とても軽く、手触りがソフトという点が挙げられます

またアンゴラ繊維はスケールが羊毛よりも小さいため引っかかりが少なく表面が滑らかという特徴もあります

加えてアンゴラ兎の毛は純白であり、そのまま使用しても非常に綺麗な白色の製品をつくることができます
白色であるが故に染色性も良好で、特にパステル色に染めた場合の色相がとても美しいとされています

一方で繊維が細いことがデメリットとなる点としては強度が低いことが挙げられます

また繊維の表面が滑らかであるが故に毛落ちしやすいという面もあります

そしてアンゴラ繊維だけでなく動物繊維全般に当てはまることですが、虫食いの影響を受けやすいことも挙げられます
虫食いに関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

   

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アンゴラ繊維の製品はどのように取り扱えばいいの?

アンゴラ製品の取り扱い

・中性洗剤&冷水で手洗い
・家庭洗濯不可の場合はクリーニング店に相談
・清潔に保つ

アンゴラ製品はアンゴラ繊維の混率が高くなるほど水洗い不可となる傾向があります
これはアンゴラ繊維は水洗いには向いていないということを表しています
ではなぜアンゴラ繊維が水洗いに向いていないかというと、それは「強度の低さ」と「フェルト化」が理由です

先程も記載した通り、アンゴラ繊維はとても細いが故に強度が低い傾向があります
強度が低い素材を家庭用洗濯機で洗ってしまうとボロボロになったり破れてしまったりしてしまう可能性があります
そのためアンゴラ製品は機械で洗うことは推奨されません

またアンゴラ製品も羊毛や他の獣毛繊維と同様にフェルト化してしまう可能性があります
フェルト化とは繊維同士が絡み合うことで目が詰まり固まってしまう現象のことです
このフェルト化の原因はスケール同士が噛み合ってしまうことで起こるとされており、小さいながらもアンゴラ繊維にもスケールがあるためフェルト化してしまう可能性があります
このスケール同士の噛み合いを軽減させる方法として「優しく手洗い」「中性洗剤使用」「冷水で洗う」ことが挙げられます
フェルト化については下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

   
これらのことから、アンゴラ製品を家庭で洗う際は「中性洗剤を使用して冷水で優しく手洗い」する必要があります

また取り扱い表示で水洗い不可となっている場合には無理に家庭で洗わずにクリーニング店に相談することをおすすめします

加えてアンゴラ繊維は虫害の影響を受けやすいため、アンゴラ製品はできる限り清潔にしておく必要があります
汚れたままで保管、防虫剤を使用せずに長期間保管してしまうと気づいたときには虫食いによって穴があいてしまっている可能性があります
そのようにならないためにもこまめなケアと保管環境を整えることを意識しておきましょう

取り扱い表示をしっかり確認した上で、繊維の特性を知り、正しく取り扱いしましょう

   

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まとめ

まとめ

・アンゴラ繊維はアンゴラ兎から採取される毛
・柔軟、軽量、手触り滑らか、純白等の長所
・強度が低い、毛落ちしやすいなどの短所
・優しく手洗い&虫害対策が必要

今回はアンゴラ繊維について解説してきました

アンゴラ繊維はアンゴラ兎から採取される毛繊維のことです

アンゴラ繊維は「柔軟」「軽量」「手触りが滑らか」等の長所があり、逆に「強度が低い」「毛落ちしやすい」等の短所があります

アンゴラ製品を家庭で洗濯する場合は「中性洗剤使用」「冷水」「優しく手洗い」で洗う必要があります
合わせて保管時には虫害対策にも意識しておく必要があります

秋冬の寒い季節にはアンゴラ製品が重宝されます
触感、着用感、機能性も然ることながら、アンゴラ製品は高価格となる場合が多いため、特に長く大切に愛用していきたいですよね
せっかくのアンゴラ製品が買ってすぐダメになってしまわないように、その特性をしっかり理解して正しく取り扱っていくことが大切です

「それぞれの繊維の特性を理解する」「取り扱い表示を理解する」この2つが身につくことで取り扱いによる事故が起こる可能性は大きく減少すると思います

今後も一緒に勉強していきましょう

ではまた!

   

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