ウールとは?ウールの特徴、取り扱いの注意点について解説

繊維製品の基礎知識
この記事はこのような人にオススメ!

・ウールってなに?
・ウールの特徴は?
・ウール製品取り扱いの注意点は?

どもどもTにぃです

本格的に寒くなってくるといよいよ出番がやってくる繊維がウールですね
繊維でのウールとは羊毛のことです
ウールのコートやセーターは寒くなるとよく見かけるアイテムですよね
まさにウールは冬物アイテムの定番繊維といえます

そんなウールですが、実は取り扱う上で非常に気をつけなければいけない点があります
取り扱いを間違えてしまうと修復不可能な状態になってしまい、最悪の場合二度と着られなくなってしまう可能性があるのです

今回はそんなウールについて解説していこうと思います
この記事を読むことでウールとは、ウールの特徴、ウール製品取り扱いの注意点についてお分かりいただくことができ、ウールについての理解が深まると思います

ぜひ最後までご覧ください

  

スポンサーリンク

ウールとは

ウール(羊毛)

・動物繊維の代表格で羊から採取される繊維
・ケラチンというタンパク質で構成
・1頭からの年間採毛量はジャケット1着分程度

ウールとは羊毛のことで、その名の通り羊から採取される毛繊維のことです
ウールはコート、ジャケット、セーター、パンツ、マフラーなど冬物アイテムも中心に幅広く使用されている繊維あり、代表的な動物繊維といっても過言ではありません

動物繊維に関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

 
ケラチンという繊維状タンパク質で構成されており、天然に存在する20種類のアミノ酸のほとんどを含むとされています

衣料用ウール採毛品種の代表格であるオーストラリアメリノの採毛量は年間1頭あたり5kg程度とされており、これは男性用スーツ1着分程度といわれます

もちろん羊は世界に3000種程度存在し、品種改良の進み方、繊維の使用目的、気候風土適正などの条件で採毛量も異なります

  

スポンサーリンク

ウールの特徴

ウールの特徴

・保温性
・吸湿性と撥水性
・染色性、加工性が良い
・適度な伸縮性がある  など

【保温性】
ウールの1番の特徴はふくらみと弾力性によって得られる暖かさです
ふくらみはウール特有のコイルばねのようなクリンプ(捲縮)から生まれるものです
この保温性の高さによってウールは冬物アイテムの定番となっています

【吸湿性と撥水性】
ウールはタンパク質から構成される繊維ですので吸湿性のある親水性繊維です
一方繊維表面を覆うキューティクルには撥水性があり、水を弾く性質があります
親水性と撥水性という相反する性質を持つところがウールの特徴の1つです
これは羊が雨などで冷やしにくくしつつも、暑いときには皮膚から発する水蒸気を外に放出して蒸れにくくし、過酷な環境下でも生存していくためにこのようになったと考えられています

【染色性、加工性が良い】
ウールは染料沢山吸着し深みのある良い色合いを出すことができます
また化学的な加工もしやすいため、防縮加工、防虫加工、シロセット加工などによってウールの欠点を補う加工を施すことも可能となっています

【適度な伸縮性がある】
ウールには螺旋状のクリンプ(捲縮)があるため適度な伸縮性があります
伸縮性は着用感に影響し、特に織物は伸縮性が少ないため、そこに伸縮性があることで着脱しやすく動きやすいという着用感を付け加えてくれます

  

スポンサーリンク

ウール製品取り扱いの注意点

ウール製品の注意点

・フェルト化
・虫食い
・毛玉が出やすい
・紫外線で変色する  など

ウールは非常に優れた繊維です
一方、取り扱い方法を間違えると取り返しのつかない状態になってしまう可能性もあります

ウール製品取り扱いの注意点を挙げますので参考にしてください

【フェルト化】
ウール製品最大の注意点はこのフェルト化だと思います
フェルト化とはウール製品が湿潤状態で揉まれることで、繊維が一方向に移動して絡み合って目がつまってしまい、寸法が縮んでしまう現象のことです
ウール製品で洗濯機による水洗いができないものが多い理由は、このフェルト化が起こってしまうからです
ウール製品を洗う際には優しく手洗い、中性洗剤使用などによってフェルト化を軽減する必要があります
フェルト化については下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

  
【虫食い】
ウールも含めた動物繊維は虫食いされやすい傾向にあります
そのため特に長期保管する場合には清潔な状態で保管する必要があります
また併せて防虫剤を使用するのも良いでしょう
虫食いに関しては下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください

  
【毛玉が出やすい】
ウール製品は毛玉が発生しやすい欠点があります
毛玉は美観に大きな影響を与えるものであり、毛玉の多い衣類を着ているとなんだかみすぼらしい印象を与えてしまいます
毛玉を発生しにくくする手軽な方法として定期的にブラシをかける方法があります
ブラシをかけることで無駄な繊維は落とされ、残った部分も毛羽立ちが抑えられて毛玉になりにくくすることができます
毛玉に関しては下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください


【紫外線で変色】
紫外線によって変色しています繊維は結構多く、ウールもその1つです
また繊維自体は紫外線による影響が少ないとしても、その繊維を染めている染料が紫外線に弱い場合もあるため、紫外線による影響には注意したほうが良いです
保管する際には日光が当たらない場所で保管するなどの対応が必要だと思われます

  

スポンサーリンク

まとめ

まとめ

・ウールは羊から採取される毛繊維
・保温性、吸湿性、撥水性、伸縮性などが特徴
・フェルト化、虫食い、毛玉、紫外線に注意が必要

今回はウールについて解説してきました

ウールは羊から採取される毛繊維のことで、動物繊維の代表格の1つです

高い保温性から冬物衣料には重宝される繊維となっています
また吸湿性と撥水性という相反する性質を持った特殊な一面があります
そして特有のクリンプによって適度な伸縮性があり、着用感をアップしてくれます

一方でウールは湿潤状態で揉まれることによってフェルト化してしまい大きく縮んでしまいます
また虫食いされやすいため、特に長期保管の際には注意が必要です
そして毛玉発生を防ぐケアや紫外線対策も必要となります

ウールは非常に優れた繊維で、機能的な一面がある一方で取り扱いには十分注意が必要な繊維です
特にフェルト化は大きく縮んでしまったり風合いがかなり固くなってしまったりして、二度と着用できなくなってしまう場合もあります
そのようなことにならないためにも、しっかりと取り扱い絵表示を確認した上でこまめにお手入れをしていく必要があると思います

正しい取り扱いができれば全く問題無く、むしろ寒い時期を快適に乗り切る強い味方になってくれると思います
ぜひ正しく取り扱って、ウール製品を長く愛用していただければと思います

ではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました