半合成繊維とは?特徴と種類について解説

半合成繊維繊維の基礎知識
この記事はこのような方にオススメ!

・半合成繊維ってなに?
・半合成繊維の特徴は?
・半合成繊維にはどのような種類があるの?

どもどもTにぃです

みなさん半合成繊維って聞いたことがありますか?
「合成繊維は聞いたことがあるけど半合成ってどいういう意味?」
という方は多いのではないでしょうか

半合成繊維とはセルロースやたんぱく質を部分的に改質したものから作られる繊維のことです
100%天然素材のものでも100%合成素材のものなく少し特殊な素材のものです

天然由来のものを使用しながらも化学的に合成素材を複合させていることから天然繊維と合成繊維の良いとこ取りの繊維と言われることがあります

半合成繊維はあまり種類が多くはありませんが、中には日本が生み出した繊維もあり、衣料品を中心使用され身近な繊維でもあります

今回はそんな半合成繊維について解説していこうと思います
この記事を読むことで半合成繊維について、半合成繊維の種類についてお分かりいただけると思います

ぜひ最後までご覧ください

  

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半合成繊維とは

半合成繊維 とは
半合成繊維

・天然高分子を化学装飾したものを原料とする繊維
・再生繊維と合成繊維の中間に位置する
・植物由来のセルロース系と動物由来のたんぱく質系がある

半合成繊維は化学繊維の一種で天然高分子を化学装飾したものを原料とする繊維のことです
天然の化学構造の一部を化学変化させてつくられた繊維は、もとの材料とは性質が異なるものとなるので天然繊維でも再生繊維もなく半合成繊維に分類されます

化学繊維の中でセルロースを原料としているものとして再生繊維があります
これはセルロースを一度溶液化してから再度セルロースへと再生して繊維にしているためセルロースの繊維です
一方、半合成繊維にもセルロースを主原料としているものがありますが、これはセルロースの一部を改質しているものですので、厳密にいうとセルロースとは異なるものとななります
この改質する際に化学的に他の物質と合成させることから、半合成繊維は再生繊維と合成繊維の中間に位置する繊維と捉えられる場合があります

半合成繊維には植物由来の天然高分子を使用するものと動物由来の天然高分子を使用するものがあります
植物由来の天然高分子はセルロース、動物由来の天然高分子はたんぱく質です
セルロース系がアセテート、たんぱく質系がプロミックスという繊維となっています

  

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半合成繊維の特徴

半合成繊維 特徴
半合成繊維の特徴

・原料は天然素材と合成素材の複合
・性能も天然繊維と合成繊維の良いとこどり
・環境に優しい繊維

半合成繊維は100%天然素材でもなければ100%合成素材でもありません
分類としては化学繊維に分類されますが、全繊維の中でも珍しく特殊な素材だといえます
たんぱく質系であるプロミックスは動物性たんぱく質とアクリルの原料であるアクリロニトリルを結合させたものという分かりやすく天然素材と合成素材の複合品です

性能としても天然繊維のような部分もあれば合成繊維のような部分もあり、見方によっては両方の良いとこ取りをしているといえます
例えばアセテートは見た目は絹のような光沢があり適度な吸湿性、放湿性、保温性があるという天然繊維のような部分もありますが、熱セット性があるという合成繊維のような部分もあります

また半合成繊維は天然素材を使用しているということもあり環境に優しい繊維と言われることがあります
特にアセテートは生分解性がある繊維としてサスティナブルな繊維とされています

  

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半合成繊維の種類

半合成繊維 種類
半合成繊維の種類

・セルロース系=アセテート
・たんぱく質系=プロミックス

【アセテート】
植物性セルロースと酢酸の結合によって得られた繊維がアセテートです
アセテートにはジアセテートとトリアセテートがあり、酢酸が含まれる量の違いで分けられます
アセテートは生分解性を有する繊維として環境に優しい繊維とされています
また特有の美しい光沢やソフトな触感からシャツや裏地などの衣類に使用されています
意外なところでタバコのフィルターにも使用されています
アセテートに関しては下の記事で解説していますので合わせてご覧ください

  

【プロミックス】
プロミックスはたんぱく質とアクリロニトリルを複合し液状化してつくられる繊維です
このたんぱく質は牛乳ガゼインという動物性のたんぱく質です
適度な吸湿性、絹に似た暖かい触感、美しい光沢が特徴です
用途は和服や和装品、ブラウス、ネクタイ、スカーフなど
日本が生み出した繊維ですが、使用量が少なく現在では生産されていません

  

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まとめ

まとめ

・天然素材と合成素材の複合素材
・性能としても天然繊維と合成繊維の両方の性能を持つ
・セルロース系のアセテート、たんぱく質系のプロミックスがある

今回は半合成繊維について解説してきました

半合成繊維は天然繊維でもなく合成繊維でもないという微妙な立ち位置で、一見再生繊維との区別が難しく感じてしまう繊維です
しかし天然素材と合成素材の複合素材ということ、アセテートで言えば100%セルロースではなくセルロースをもとに改質された原料ということを考えるとまったく別のものとご理解いただけるかと思います

半合成繊維は化学繊維の中ではそこまで生産量が多いわけではなく、特にプロミックスは日本が生み出した繊維ではありますが残念ながら現在生産がされていないません
ただ石油などの化石燃料が枯渇することを考えると石油由来の合成繊維をずっと作り続けることは難しいと思われますので、半合成繊維のように天然素材を利用するものが今後新しく出てくると思います

技術の進歩に伴う新たな素材の開発に期待していきましょう

ではまた!

  

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