ビニロンとは?特徴や用途について解説

ビニロン ロープ繊維の基礎知識
この記事はこのような方にオススメ!

・ビニロンってどんな繊維?
・ビニロンの特徴は?
・ビニロンって何に使われているの?

どもどもTにぃです

みなさんビニロンという繊維をご存じでしょうか?

ビニロンは直接衣類に使用されることは少ない繊維なので一般的には馴染みのない繊維かもしれません
主に産業資材用途や繊維、糸、生地を作る上での補助的や役割として使用されることが多い繊維です

そんなビニロン実は、世界で初めて日本の技術によって作られた合成繊維なのです
なんだかそう聞くと少し知りたくなってきませんでしたか?

今回はそんなビニロンについて解説していきます
この記事を読むことでビニロンについてきっと理解が深まりますし、ビニロンがもっと身近な繊維になると思います

ぜひ最後までご覧ください

 

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ビニロンとは

ビニロン
ビニロン

・PVAを原料とする合成繊維
・初めての国産合成繊維
・高強度タイプや水溶性タイプもある

ビニロンとはポリビニルアルコール(PVA)を原料とする合成繊維の一種です
大元の原料は他の合成繊維と同じ石油や天然ガスです

ビニロンは日本の技術によって生み出された国内初の合成繊維です
1950年倉敷レイヨン社(現クラレ社)が世界で初めて工業化に成功し製品化しました
日本の企業によって生み出された繊維と聞くとなんだか嬉しいですよね(あれ?そんなこともない?w)

発明当初はそこまで種類はありませんでしたが、技術の進歩によって現在ではビニロンでも様々な種類のものが存在します
強度が高い種類や水に溶ける種類もあり、主に産業資材分野や一部衣類を作る上での補助材として幅広く利用されている繊維です

 

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ビニロンの特徴

ビニロン 特徴
ビニロンの特徴

・高強度、高弾性率
・ゴムやセメントと良好な接着性
・耐候性に優れる
・親水性
・湿熱安定と染色に問題あり

【高強度、高弾性率】
ビニロンは強度に優れた繊維です
特に高強度ビニロンはパラ系アラミド繊維と同程度の強度を示すものもあります
アラミド繊維についての詳細はコチラからどうぞ
また摩耗性も優れているため擦り切れにも強い繊維となっています

【ゴムやセメントと良好な接着性】
ビニロンはゴムやセメントと非常に相性が良く接着性が良好です
これは他の繊維には無いビニロン独自の特長といえるでしょう

【耐候性に優れる】
ビニロンは耐候性に優れた繊維です
なので屋外で使用するものにも適しています
紫外線での劣化や変質の心配がなく安心ですね

【親水性】
ビニロンは合成繊維では珍しく親水性です
どれくらいの水分を含むことができるかを表す公定水分率も5.0%と合成繊維では最も高いです
また吸湿性も合成繊維内で最も高いといわれています

【湿熱安定と染色に問題あり】
ビニロンは湿熱時に安定しにくく寸法が定まりません
また染色にも問題があり染まりにくい性質があります
このことからビニロンは衣類ではあまり使用されなくなっています

 

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ビニロンの用途

ビニロンの用途例

・ロープ、ベルト類
・漁網や農業資材ネット
・セメントやゴムの補強材

【ロープ、ベルト類】
ビニロンのロープはホームセンターなどでよく見かけると思います
ビニロンは高強度や耐摩耗が特長ですので屈強さが必要となるロープやベルトには適しています

【漁網や農業資材ネット】
漁網や農業資材ネットは強度も必要ですが屋外で使用するため耐候性も必要となります
そのためビニロンはこれらの材料としても適しているといえます

【セメントやゴムの補強材】
ビニロンはセメントやゴムと相性が良く接着性が良好です
そのためそれらの補強材として使用されます
セメントは圧力には強度がありますが、引張に対しては以外と弱い部分があります
そこを補うためにビニロンを補強材として使用する場合があるんです

 

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まとめ

まとめ

・ビニロンはPVAを原料とする日本が生み出したの合成繊維
・高強度、耐候性、親水性が特長でゴムやセメントと相性が良い
・湿熱時の安定性に乏しく、染色性も悪い
・ロープ、漁網、農業資材、セメントの補強材などに使用される

今回はビニロンについて解説しました

ビニロンはロープや漁網といったメインで使われる場合であったり、補強材や生地を作る際の補助材など縁の下の力持ちであったりと幅広く利用されています

日本が生み出した繊維がこうやって活躍しているのはなんだか嬉しいですよね(しつこいw)

なかなか馴染みの無いビニロンかもしれませんが、これを機に覚えておいていただければと思います

ではまた!

 

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