マイクロファイバーとは?その特徴と機能性について解説

繊維製品の基礎知識

どもどもTにぃです

みなさん「マイクロファイバー」をご存知でしょうか?

「マイクロファイバーのタオルなので吸水性がいいんです!」
「この毛布はマイクロファイバーを使用しているため暖かさが違います!」
などのようにマイクロファーバーという言葉をよく目にしますよね

マイクロファイバーは良いものということを何となくお分かりの方人は多いと思います
同時に「そもそもマイクロファイバーとは何か?」「何でマイクロファイバーだといいの?」という人も多いのではないのでしょうか

ということで今回はマイクロファイバーについて解説していこうと思います
今回の記事を読むことでマイクロファイバーとは、その特徴と機能性についてお分かりいただけ、マイクロファイバーがいかに機能性に優れた繊維であるかをお分かりいただけると思います

ぜひ最後までご覧ください

  

スポンサーリンク

マイクロファイバーとは

マイクロファイバー

・マイクロファイバーとは極細繊維のこと
・1マイクロ=1ミリの1000分の1
・ポリエステルやナイロンなどの合成繊維が多い

マイクロファイバーとは「極細合成繊維」のことです
どれくらい細いかと言うと繊維の1本の太さが8マイクロメートル以下の細さなのです

「そもそもマイクロメートルって単位がよく分からない!」
って感じですよねw

1マイクロは1ミリの1000分の1です
つまりマイクロファイバーは1ミリの1000分の8以下の太さの繊維ですね

「なんだか結局よく分からないけどとりあえずメッチャ細い繊維」
これくらいの理解で十分だと思いますw

マイクロファイバーは基本的にはポリエステルナイロンなどの合成繊維です
合成繊維は人工的に作り出す繊維です
よって太さを自在に変えることができるのでマイクロファイバーを作り出すことができるのです

合成繊維に関しては下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください

  

スポンサーリンク

マイクロファイバーにはどんな機能性があるのか

マイクロファイバーの機能性

・吸水性
・速乾性
・柔軟性
・保温性  など

マイクロファイバーにはその繊維の細さゆえに通常の繊維には無い様々な機能性があります
今回はピックアップして4つをご紹介します

まず1つ目は吸水性です
極細繊維同士の間にある無数の隙間に水分を溜め込むことができます
なのでその高い吸水性からタオルによく使用されますよね

2つ目は速乾性です
マイクロファイバーになったとしてもポリエステルやナイロンの特徴である速乾性はそのままです
さきほどの吸水性と合わせて吸水速乾機能でスポーツウエアにも使用されることもありますね

そして3つ目は柔軟性です
繊維1本1本が極細であるため柔らかで肌触りの良い素材になります
その肌触りの良さから肌着に使用されることもあります

4つ目は保温性です
原理は吸水性のときと同じで無数の隙間があり空気を有することになり保温効果が生まれます
秋冬衣料のフリースにはマイクロファイバーが使われていますね

  

スポンサーリンク

マイクロファイバーよりもさらに細いナノファイバー

実はマイクロファイバーよりも更に細いナノファイバーなるものも存在します

1ナノは1ミリの100万分の1という単位

もう細すぎて想像ができない・・・

むしろそんなもの存在するの?というレベルですねw

こちらも繊維を極限まで細くすることで従来にはない物理学的な性質が生まれます

・吸水性
・グリップ性
・プラスチック、コンクリートなどに混ぜて強度アップ  など

ナノファイバーに関しては下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください

  

スポンサーリンク

まとめ

まとめ

・マイクロファイバーは繊維1本の太さが数マイクロメートルのもの
・ポリエステルやナイロンの極細合成繊維
・極細繊維にすることで吸水速乾性、柔軟性、保温性の効果が得られる
・マイクロファイバーよりも更に細いナノファイバーもある

今回はマイクロファイバーについてお話してきました

マイクロファイバーとは繊維1本の太さが8マイクロメートル以下のことです

マイクロファイバーは基本的にポリエステルやナイロンなどの合成繊維であり、人工的に作られる繊維で太さを自在に変えることができるのでマイクロファイバーを作り出すことができるのです

マイクロファイバーは極細合成繊維であるがゆえに「吸水性」「速乾性」「柔軟性」「保温性」などの特徴があります

またマイクロファイバーよりもさらに細い「ナノファイバー」もあります

マイクロファイバーは人が生み出した機能性繊維です
繊維を細くするというシンプルなことで様々な機能性が得られるなんですごいと思いませんか?
私はこのことから繊維の可能性をますます感じました
これからも私たちの役に立つ繊維がどんどん出てくることを期待しましょう

ではまた!

  

コメント