蛍光増白剤とは?使ってはいけないアイテムは?

蛍光増白剤 繊維製品お取り扱い方法
この記事はこのような方にオススメ!

・蛍光増白剤ってなに?
・蛍光増白剤は使っても大丈夫なの?
・蛍光増白剤を使わないほうが良いアイテムは?

どもどもTです!

みなさん蛍光増白剤ってご存知でしょうか?
洗濯洗剤に含まれることがある成分の1つなので、見たことあるという方は多いのではないでしょうか

蛍光増白剤とは増白剤という名前の通りで白さを増すために添加される薬剤のことです
この蛍光増白剤は白さが増すというメリットがある一方で、特にベビー用品では敬遠される傾向にあるものなんです

ベビー用品で敬遠されるということは赤ちゃんに対して有害なものなの?
と不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれません

そこで今回は蛍光増白剤について解説していこうと思います
この記事を読むことで蛍光増白剤とは、蛍光増白剤は有害なのか、蛍光増白剤を使わないほうが良いアイテムについてお分かりいただけると思います

ぜひ最後までご覧ください

 

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蛍光増白剤とは

蛍光増白剤

・素材を白く見せるために使用される添加剤
・紫外線を吸収し青白く発色させる効果
・蛍光色に染める蛍光染料とは別物

蛍光増白剤とは素材の白さを増してより白く見せるために使用される添加剤のことです
蛍光増白剤は洗濯洗剤に配合されている場合が多々あります
洗剤に含まれる界面活性剤によって汚れを落とすと同時に蛍光増白剤の効果によって白物をより白く見せることで綺麗に汚れが落ちたという印象を与えることができます

蛍光増白剤には紫外線を吸収し、素材を青白く発色させるという原理で白く見せる効果があります
なので蛍光増白剤によって白く染めているわけではありません
また同じ白色でも通常の白色よりも少し青みを加えた青白い色のほうがより白さを感じることができるんです
実際に染色工程でもより白さを増すために少量の青みを加えて染めることがあり、これを「青み付け」や「ブルーイング」と呼んだりします

蛍光増白剤と似たような名前で「蛍光染料」というものが存在します
蛍光増白剤を蛍光染料を呼ぶ場合もあったりしますが、厳密にいうと異なるものです
蛍光染料とは蛍光色に染めるための染料のことです
一方蛍光増白剤は基本的に染料ではありません
人によっては異なるものと理解しながらも蛍光染料と呼ぶ方もいれば、同じものと勘違いして蛍光染料と呼ぶ方もいるので注意が必要です

蛍光増白剤が含まれる場合には成分の欄に「蛍光増白剤」と記載されているのでぜひ確認してみてください

 

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蛍光増白剤の人体への影響は?

蛍光増白剤の人体への影響

・発がん性、皮膚障害、経口毒性を懸念されるが根拠は少ない
・体に良いものでは無く、敏感な人では皮膚に影響が出る場合も
・経産省「必要最低限の使用に留めること」

蛍光増白剤を調べると人体への影響を懸念するものが多く見られます

・発がん性がある可能性がある
・皮膚障害を起こす可能性がある
・口に入れると毒性がある可能性がある

これらのようなことを懸念されるものが多いように思います

ただ実際のところはそれらの危険性に関する根拠を示されているものは非常に少ないようです
これまでに様々な検証が実施されてきているようですが、その中で蛍光増白剤による人体への影響をしめす明確な根拠を示しているものはほぼ無いようです

ただしあくまで統計の話であって100%すべての人に影響が無いということは言い切れないようです
実際に敏感肌の方では皮膚が赤くなったり、かゆみが出たりした事例もあったようです
また蛍光増白剤は添加剤ですので体に良いものではありません
なので過剰に体内に入ってしまった場合は体調に影響が出る場合もあるかもしれません

そして経済産業省からも蛍光増白剤に関するこのような指針が出されています

・家庭用品には「必要最低限の使用に留めること」
・乳幼児用製品については「出来る限り使用を避けること」

つまり国としては蛍光増白剤の使用を推奨しているものではないということです
ただし蛍光増白剤が有害なものとして認めているというわけではありませんのでご注意ください

蛍光増白剤は「適度な使用は問題無いが、過度な使用または肌が弱い方には悪影響を及ぼす可能性がある」ということだと私は認識しています
状況に応じて使い分ける必要がありますし、その判断はご自身でしていただくのが良いと思います

 

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蛍光増白剤を使わないほうが良いアイテムは?

蛍光増白剤を使用しないほうが良いアイテム

・ベビー用品
・パステルカラーのアイテム
・綿や麻の生成りアイテム

【ベビー用品】
経済産業省の指針にもあるようにベビー用品に関しては蛍光増白剤の使用を避けたほうが良いと思います
これは蛍光増白剤は有害なものという認識なのではなく、蛍光増白剤を使用する必要がないと思うからです
蛍光増白剤はあくまで白く見せるための添加剤です
赤ちゃんが着る衣類でどうしても白く見せる必要があるものはほとんど無いと思います
必要がないものは添加しないほうが良いことはご理解いただけると思います
赤ちゃんの肌は敏感ですので、必要の無いものは使わないほうが良いでしょう

【パステルカラーのアイテム】
パステルカラーのような淡色のアイテムは蛍光増白剤の効果によって少し白っぽく見えてしまう場合があります
見え方によっては色落ちしてしまったように感じるかもしれません
もちろん漂白剤のように真っ白になるようなことはほぼありませんが、それでもお気に入りの服の色が変わってしまうのは避けたいですよね
そのような場合にはおしゃれ着用の中性洗剤で洗うのが良いでしょう

【綿や麻の生成りアイテム】
生成りとは無染色無漂白のことです
特に綿や麻の生成りは真っ白という訳ではなく少し灰色がかった黄褐の独特の色です
そこに蛍光増白剤を使用することで白さが増してしまいせっかくの生成りが台無しになってしまう場合があります
生成りはあのナチュラルさが魅力なのに、それが白くなってしまったら生成りの印象ではなくなってしまう可能性もあります

淡く絶妙な色の物に関しては蛍光増白剤の使用は気をつけたほうが良いかもしれませんね

 

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まとめ

まとめ

・蛍光増白剤は見た目の白さを増すために使用される添加剤
・紫外線を吸収し青白く発色させることで白さを増す
・人体への悪影響を示す根拠は少ないが過度な使用は注意
・肌が弱い方や敏感な方は肌への影響がある可能性も
・ベビー用品やパステルカラー、生成りには使用注意

今回は蛍光増白剤に関して解説してきました

人体への悪影響を示す根拠は少ないが、国としては必要最低限の使用、乳幼児に関しては使用を避けてくださいねという何とも消化不良な結論でした

結局のところ使うか使わないかは自分で判断する必要があります
そして何でもそうですが過度な使用は良くなく、適度が一番ということですね

使用するご家庭の状況によって蛍光増白剤に気をつける必要があるかは変わってきます
小さいお子様がいて気になる方は無配合の洗剤を使用することをおすすめしますし、大人と子供とで分けて洗うということも選択肢の1つかと思います

「蛍光増白剤=有害」というわけではありませんのでその部分だけはご理解いただければと思います
蛍光増白剤を正しく理解して必要な部分で上手に活用できるようにしていきましょう

ではまた!

 

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