不織布とは?不織布の特徴、種類、用途について解説

不織布繊維製品の基礎知識
見この記事はこのような人にオススメ!

・不織布ってなに?
・不織布の特徴は?
・不織布は何に使われているの?

どもどもTにぃです

マスク着用が当たり前となったことによって「不織布」というものが広く知られるようになったと思います

不織布とはその名の通り、織っていない布のことであり、何なら編むこともなくつくられます

布は基本的に織るか編むことでつくられるものであり、織りも編みもせずにつくる布というのはいまいちピンとこない人も多いと思います

今回はそんな不織布について解説していこうと思います

この記事を読むことで、不織布とは、不織布の特徴、不織布の種類、不織布の用途についてお分かりいただけ、不織布についての理解が深まると思います

ぜひ最後までご覧ください

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不織布とは?

不織布 とは
不織布

・繊維集合体を拡げてシート状にしたもの
・繊維同士を接着、絡み合わせてつくられる
・厚み1mのものから2g/㎡の薄く軽量なものまで

不織布は繊維集合体(繊維の塊)を薄く広げてバラバラにならないように繊維同士を接着したり絡み合わせたりしてシート状にしたもののことです

繊維を広げてシート状にしたものですので、その名の通り織ったり編んだりしていないため、織物や編物とは異なります

不織布、織物、編物の違いに関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

また繊維を薄く広げただけでは繊維同士がバラバラであり1枚物にはなっていないため、接着させたり絡み合あせたりして1枚物のシートにする必要があります

薄く広げてといいながらも、中にはファイバークッションと呼ばれる厚さ1m以上の不織布も存在します

逆に薄いものではナノファイバーを使用した不織布があり、1㎡あたりの重さが2gに満たない薄くて軽いものも存在します

ナノファイバーに関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください

  

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不織布の特徴

不織布 特徴
不織布の特徴

・柔軟
・クッション性
・吸水、吸音
・透水、ろ過
・ほつれにくい  など

不織布は細い繊維の立体的な集合体であるため、ボリューム感があり内部には微細な空気を含む隙間が多く存在します

このことによって不織布は多くの特徴を持つシートとしてあらゆる場面で活用されています

特徴としてはまずかさ高であり軽量で柔軟なことが挙げられます

また空気を多く含むためふかふかしておりクッション性にも優れます

隙間が多く存在するため水分をため込むこともでき、さらには吸音効果もあるため吸音材として使用されることもあります

また透水性もあり、繊維同士の隙間を調整することでろ過機能を持たせることもできます

そして不織布は繊維同士が接着あるいは絡み合っているため織物や編物に比べてほつれにくく、はさみで切っても扱いやすいでしょう

   

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不織布の種類

不織布 種類
不織布の種類

・湿式
・ケミカルボンド
・サーマルボンド
・ニードルパンチ
・スパンレース
・ステッチボンド
・エアレイ
・スパンボンド
・メルトブロー  など

不織布は使用する材料や製造方法によって様々な種類があります

それぞれを簡単に解説していきます

【湿式不織布】
繊維とパルプを使用し紙すきの方式でつくられる不織布
物性をかなり自由に変えることが可能

【ケミカルボンド】
繊維を広げたシートを接着剤で結合しつくられる不織布
柔軟性とドレープ性に富む

【サーマルボンド】
熱をかけることで繊維自体を溶かし結合させてつくられる不織布
接着繊維を使用する場合もある
別途接着剤を使用しないため衛生的

【ニードルパンチ】
繊維を広げたシートに特殊な針でパンチングすることで繊維同士を絡ませてつくられる不織布
繊維の密度が大きい割にボリューム感がある

【スパンレース】
高圧水流で繊維を絡ませてつくられる不織布
柔軟でドレープ性に富む

【ステッチボンド】
繊維を広げたシートを糸で縫込んでつくられる不織布
比較的強度が高い

【エアレイ】
空気流により繊維を吹き飛ばし集積させてつくられる不織布
接着剤を使用したり繊維自体を溶かして結合させる
日本ではメーカーは少なくマイナーな製法

【スパンボンド】
紡糸から不織布までを一貫で行うことが可能
接着剤を使用したり繊維自体を溶かして結合させる
用途に向けた設計が可能

【メルトブロー】
紡糸時にノズルから出された樹脂を高速の熱風で吹き飛ばし超極細繊維にしたものからつくられる不織布
メルトブロー(M)はスパンボンド(S)と積層してSM不織布、SMS不織布がつくられる
柔軟性、非透明性に富む

不織布といってもこんなに種類が多いのには驚きですね

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不織布の用途

不織布 用途 使い道 マスク
不織布の用途

・衣料分野
・衛生分野
・車両分野
・医療分野
・生活資材、工業資材  など多数

不織布の用途は多岐にわたりあらゆる分野、場面で使用されています

不織布の用途を分野別に分けて簡単に紹介します

【衣料分野】
芯地、中綿、ブラジャーパッド、靴中底材、インソール、ワッペン、スリッパ、帽子など

【衛生分野】
紙おむつ、生理用品、ガーゼ、絆創膏、ウェットティッシュ、おしぼり、マスクなど

【車両分野】
フロアマット、トランクマット、天井成形材、ヘッドレスト、吸音材、オイルフィルターなど

【医療分野】
手術着、キャップ、シーツ類、抗菌マット、ギプス材、人工皮膚など

【生活資材、工業資材】
衣類収納カバー、包装資材、ティーバッグ、アイマスク、水切りシート、各種フィルター、断熱材、防振材、研磨剤、電磁波シールド材、など

上記は不織布用途のほんの一部です

不織布は本当に多くの用途があり、不織布製品は皆さんの身の回りにも必ずあります

ぜひ探してみてください

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まとめ

まとめ

・繊維集合体を拡げて結合しシート状にしたもの
・柔軟、吸音、ろ過、ほつれにくいなどの特徴
・製造方法多数で種類も豊富
・用途も非常に多く幅広い分野で利用

今回は不織布について解説してきました

不織布は繊維集合体を薄く広げてバラバラにならないように繊維同士を接着したり絡み合わせたりしてシート状にしたもののことです

不織布は繊維の立体的な集合体であるため、ボリューム感があり内部には微細な空気を含む隙間が多く存在します

そのことにより不織布には柔軟、クッション性、吸水、吸音、透水、ろ過、ほつれにくいなどの特徴があります

使用する繊維や製造方法によって種類分けされ、ニードルパンチやスパンボンドなど不織布には非常に多くの種類があります

用途も非常に多く、私たちの身の回りには不織布を使用した製品が多数あります

また日用品以外にも医療分野や車両資材、工業資材など幅広い分野で活躍しています

不織布は私たちの生活になくてはならない存在となっています

なくてはならない存在になっているにも関わらず、不織布は何物なのかイマイチ分かっていないという人もいたと思います

ぜひこの機会に不織布について知っていただき、身の回りの不織布製品を探していただければと思います

ではまた!

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