金属繊維とは?特徴や種類について解説

金属繊維繊維製品の基礎知識
この記事はこのような人にオススメ!

・金属繊維ってなに?
・金属繊維はどのような特徴があるの?
・金属繊維にはどのような種類があるの?

どもどもTにぃです

みなさん金属繊維ってご存知でしょうか?

なかなか聞き馴染みの無い名前だと思いますが、金属繊維もちゃんとした繊維の一種です

金属繊維はその名の通り金属からなる繊維のことで、実はあらゆる製品に使われているんです

また種類にもいくつかの種類があり、それぞれの金属の特性を活かした用途で利用されています

今回はそんな金属繊維について解説していこうと思います

この記事を読むことで金属繊維とは、その特徴と種類についてお分かりいただけ、金属繊維についての知識が深まると思います

ぜひ最後までご覧ください

  

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金属繊維とは?

金属繊維 とは
金属繊維

・金属からなる繊維
・引き伸ばし、溶融紡糸、切削などによってつくられる
・ステンレス鋼繊維、タングステン繊維などがある

金属繊維とは金属からなる繊維のことで、化学繊維の中の無機繊維に分類される繊維です

無機繊維については下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください

  

金属の繊維と聞いてもピンと来ないかもしれませんので、とても細い針金と思っていただければ大丈夫です

金属繊維は型を通して引き伸ばしたり、ドロドロに溶かしてノズルから押し出したり、削ったりして金属を細い形状にすることでつくられます

元となる金属の特性や使用される形状、生産性を等を鑑みて製法が選ばれます

また金属繊維にはいくつか種類があり、その代表例として「ステンレス鋼繊維」「タングステン繊維」などが挙げられます

  

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金属繊維の特徴

金属繊維 特徴
金属繊維の特徴

・導電性
・熱伝導性
・高強度
・耐熱性
・延展性  など

金属繊維の特徴としては電気および熱の高い伝導性が挙げられます

これは金属繊維が電線に使われていることからも想像しやすいと思います

また強度が高く耐熱性もあるため、産業資材用途に向いている繊維といえるでしょう

そして粘り強さがあり繊維が引き伸ばしやすく切れにくいという特徴もあります

この粘り強さのことを延展性といい、金属繊維は延展性が良いため細い繊維になりやすいという特徴があります

一方で一般衣料に使用される繊維と比較すると硬いため、直接肌に触れるような用途には使用しにくいといえます

  

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金属繊維の種類

金属繊維 種類 タングステン
金属繊維の種類

・ステンレス鋼繊維
・タングステン繊維  など

金属繊維の代表例として「ステンレス鋼繊維」「タングステン繊維」が挙げられます

ステンレス鋼とは一定量のクロムを含んだ鉄からなる繊維のことで腐食に強く錆にくい特徴があります

タングステンとは強度が非常に高い金属のことででダイヤモンドの次に硬いといわれています

それぞれの物性値は以下のようになっています

強度(GPa) 弾性率(GPa) 密度(cm3)
ステンレス鋼繊維2.418007.9
タングステン繊維4.2414019.3

金属繊維にはこれらのほかにも、「アルミニウム繊維」「ニッケル繊維」「チタン繊維」等もあります

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金属繊維の用途

金属繊維 用途
金属繊維の用途

・繊維強化複合材料
・フィルター
・電磁波シールド材
・白熱電球のフィラメント
・防音材       など

金属繊維はその特性から主に産業資材用途に使用されることが多いです

繊維強化複合材料として身近なところでは釣り竿やゴルフシャフトの補強材等に使用されています

また錆びにくく耐久性もあるため各種フィルターにも利用されています

そして導電性を活かして金属繊維を使用した電磁波シールドアイテムとしても活躍しています

金属繊維は硬さがあるため、皮膚刺激性を考慮して衣類にはあまり使用されませんが、一部ブラジャーカップの補形材やワイヤーなどに使用される場合はあります

またアレルギー反応を示す可能性もあるため、特に直接肌に触れるような部分にはあまり使用されません

  

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金属繊維の製法

金属繊維 製法 作り方
金属繊維の製法

・引抜法
・溶融紡糸法
・切削法

金属繊維の製法には主に「引抜法」「溶融紡糸法」「切削法」の3種類あります

【引抜法】
金属の線材をダイスと呼ばれる型を通して引き伸ばしていく方法
ダイスを順次小径のものに替えながら引抜を繰り返すことで細くしていく

【溶融紡糸法】
金属をドロドロに溶かし、ノズルから押し出すことで繊維状にしていく方法
合成繊維なども同様の紡糸方法にてつくられる
紡糸については下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください

  

【切削法】
金属薄板を切削装置の主軸に巻取り、その端面を切削して金属繊維を得る方法
繊維太さの調整が容易で均一な断面を持つ連続繊維の製造が低コストで可能となる

  

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まとめ

まとめ

・金属繊維とは金属からなる繊維のこと
・導電性、熱伝導性、高強度、耐熱性などが特徴
・ステンレス鋼、タングステン、アルミニウムなどの種類がある
・繊維強化複合材料、フィルター、電磁波シールド材などに使用される
・製法には引抜法、溶融紡糸法、切削法などがある

今回は金属繊維について解説してきました

金属繊維とは金属からなる繊維のことです

特徴としては導電性、熱伝導性、高強度、耐熱性、延展性などが挙げられます

金属繊維にはいくつか種類があり代表例としてステンレス鋼とタングステンが挙げられ、その他にもアルミニウム、ニッケル、チタンなどもあります

金属繊維は繊維強化複合材、フィルター、電磁波シールド材、防音材、電線などの産業資材関係に使用されることが多いです

一部のアイテムを除き基本的には衣類に使用されることはあまりありません

硬さがありアレルギー反応の可能性があるため特に直接肌に触れるアイテムには使用が避けられます

金属繊維の製法には引抜法や溶融紡糸法、切削法があり、もとの金属の特性や使用する形状、用途などに応じてつくりかたが変わります

金属繊維は正直あまり聞き馴染みのない名前だと思いますが、案外身近なものに使用されていることがお分かりいただけたのではないでしょうか

金属繊維も私たちの生活を影で支えている繊維の一つと認識していただければと思います

ではまた!

  

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