どもどもTにぃです
みなさん天然繊維という言葉を一度は聞いたことがありますよね?
繊維は大きく分けると「天然繊維」と「化学繊維」の2種類に分けることができます
天然繊維とは天然に産する繊維の総称のことで、化学繊維とは化学的手段を用いて人工的に作られた繊維の総称のことです
つまり自然界に存在する繊維ということですね
ではその天然繊維にはどのような種類があるのかはご存知でしょうか?
また天然繊維にはどのような特徴があるかご存知でしょうか?
天然繊維の意味はその名の通りなので何となく分かる方も多いと思います
しかしその種類、特徴となるとあまり知らないという方も多いのではないでしょうか
ということで今回は知っているようで実はよく知らない天然繊維の特徴、種類について解説していこうと思います
この記事を読むことで天然繊維の特徴や種類について分かり、天然繊維について理解が深まると思います
ぜひ最後までご覧ください
天然繊維とは
天然繊維とは自然界に存在し、そのままで繊維形状をしているものを利用した繊維のことです
綿は綿花を、ウールは羊の毛をそのまま繊維として利用しています
一方、レーヨンのような原料は自然界に存在するものですが人の手によって化学的な処理を加えて線維化しているものは天然繊維ではなく化学繊維に分類されます
天然繊維のポイントは自然界に繊維状で存在しているものかどうかという点です
天然繊維は親水性のものが多いです
親水性とは吸水性や吸湿性があることを指します
Tシャツで綿素材のものが多いのはこの吸水性を活かすためですね
また天然繊維はもともと自然界に存在しているものですので土に還りやすいです
つまり生分解性があるものが多いということですね
作る際には化石燃料を使用しなくて、捨てる際には生分解性があることからサスティナブルな繊維として天然繊維に注目が集まっています
一方、天然繊維には寸法安定性が低いものがあります
特に水の影響を受けて寸法や風合いが大きく変わってしまう場合が多いですね
これは吸水性がある繊維ですので仕方のないことです
また強度の面でも化学繊維と比較すると低いものがあります
ちなみに天然繊維と化学繊維を見分ける方法ってご存知でしょうか?
これは簡易的な繊維判別にもよく使われる方法なのですが、燃やしてみることである程度見分けることができるんです
見分けるには生地の切れ端をライターで燃やしてみてください
燃やした際に瞬時に燃え広がり黒く焦げた場合には天然繊維である場合が多いです
一方、燃やした際に瞬時には燃え広がらずに徐々に溶けていく様子であれば化学繊維だと思われます
なお防炎加工などをしてある場合にはこのようにならない場合もありますので、その点はご承知おきをお願いします
結構簡単に見分けることができますので、機会があれば一度試してみてくださいね
天然繊維の種類
天然繊維は更に「植物繊維」「動物繊維」「鉱物繊維」に分類することができます
それぞれについて簡単に説明していきます
植物繊維
植物繊維とは植物細胞からできている繊維のことです
主成分はいずれもセルロースとなっています
代表例としては綿、麻などが挙げられます
植物繊維については下の記事で解説していますのでぜひご覧ください
動物繊維
動物繊維は動物から取れる繊維のことです
主成分はいずれもたんぱく質となっています
代表例としてはウールなどの獣毛、絹、羽毛などが挙げられます
燃やすと髪の毛を燃やしたときのような特有の臭いがします
動物繊維に関しては下の記事で解説していますのでぜひご覧ください
鉱物繊維
鉱物繊維とは鉱物質の繊維のことです
代表例としては石綿(アスベスト)があります
石綿は発がん性をはじめ人体への影響が問題とされるようになり、現在ではその代替品が開発されています
鉱物繊維に関しては下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください
まとめ
今回は天然繊維について解説してきました
「何となく知ってた!」というものから「へぇー知らなかった!」という情報まであったのではないでしょうか?
天然繊維は衣料品にもよく使用されるものですので比較的身近な繊維が多いと思います
親水性は衣料品にとって必要不可欠な要素となる場合が多いですから、天然繊維が利用されるのも納得ですよね
また天然由来ということと生分解性ということで昨今のサスティナブルの流れから再注目されているものも多いです
環境に優しいというのは今後必須のキーワードとなると思いますで、ますます天然繊維に注目が集まるでしょう
また今は活用されていないものも今後は天然繊維として新たに活用されていくと思います
実際に竹やバナナなどが繊維として活用し製品化したというニュースを目にしました
天然繊維の今後の動向を要チェックですね
ではまた!
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