どもどもTにぃです
みなさん「プリーツ」をご存知でしょうか?
プリーツとは加工によって付けられる襞や折り目のことです
プリーツスカートなどでご存知の人は多いのではないでしょうか
実はこのプリーツには数種類があることをご存知でしょうか?
またプリーツを作る方法としてはいくつかの種類があり、素材によって使い分けられていることをご存知でしょうか?
今回はそんなプリーツについて解説していこうと思います
この記事を読むことで、プリーツとは、プリーツの種類、プリーツの作り方についてお分かりいただけ、プリーツについての理解が深まると思います
ぜひ最後までご覧ください
プリーツとは?
プリーツとは、布や衣服の一部を折りたたんで付けられる襞(ひだ)にした部分で、端から端まで折り目がきれいに現われているもののことです
ちなみに折り目が途中で消えているものは「タック」といわれます
プリーツは装飾や運動量を増やすために用いられます
プリーツのある衣服を着用して動くと立体的な余裕が生まれるなど、見た目の良さだけでなく動きやすくなるという効果も得られます
加工を施すことで耐久性の高いプリーツを付けることは可能です
しかしながらプリーツは永久的なものではなく「洗濯」「タンブル乾燥」「アイロン」などで消失してしまう可能性があるため注意が必要です
プリーツが付けやすく、着用や洗濯しても容易にプリーツが消失しない性質のことをプリーツ性といいます
特にプリーツ保持性を確認する方法として「JIS L 1060」でプリーツ性試験法が定められています
プリーツの作り方は?
プリーツを作る加工方法としては「化学処理」と「熱セット」の2種類が挙げられます
それぞれ解説していきます
化学処理
綿や羊毛などの天然繊維へのプリーツを作る方法としては化学処理が用いられます
綿には樹脂加工によるパーマネント加工が用いられ、羊毛にはシロセット加工が用いられます
特に樹脂加工の場合は樹脂用いてプリーツを作るため、洗濯などによって樹脂が落ちてしまうとプリーツの消失に繋がってしまう可能性があります
天然繊維に関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください
熱セット
ポリエステル、ナイロンなどの合成繊維やアセテートなどの半合成繊維へのプリーツをつくる方法としては熱セットが用いられます
これらの繊維は熱可塑性繊維でありヒートセットセットが可能となっています
折り曲げた状態で熱や蒸気を当てることで、安定な襞や折り目がついた状態にすることができます
この状態は水に対する耐久性はありますが、一方でタンブル乾燥やアイロンなどによる高温を受けると消失してしまう可能性があります
熱可塑性繊維に関しては下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください
プリーツにはどんな種類があるの?
プリーツには数多くの種類があります
プリーツの代表例として「サイドプリーツ」「アコーディオンプリーツ」「ボックスプリーツ」3種類を挙げ、それぞれ解説していきます
サイドプリーツ
布を一方向に折って重ねていくプリーツのこと
追い掛け襞、片返し襞とも呼ばれます
アコーディオンプリーツ
幅の等しい襞が往復するプリーツのこと
楽器のアコーディオンの蛇腹に似ていることから
ベローズプリーツとも呼ばれます
ボックスプリーツ
襞山の両端を折り返して裏側で突き合わせたプリーツのこと
箱のように見えることから
箱襞とも呼ばれます
まとめ
今回はプリーツについて解説してきました
プリーツとは、布や衣服の一部を折りたたんで付けられる襞(ひだ)にした部分で、端から端まで折り目がきれいに現われているもののことです
プリーツを作る加工方法としては化学処理と熱セットの2種類が挙げられ、綿や羊毛などの天然繊維には化学処理が、ポリエステルやアセテートなどの熱可塑性繊維には熱セットが用いられます
プリーツにはサイドプリーツ、アコーディオンプリーツ、ボックスプリーツなど多くの種類があります
プリーツはその見た目の華やかさや立体的な余裕から生まれる動きやすさから人気は高いと思います
ただし今回解説してきた通り、プリーツは永久的なものではなく、その加工方法から取り扱い次第では消失してしまう場合があることには十分注意が必要です
今回の記事でプリーツへの理解を深めていただきつつ、正しい取り扱いができる人が増えると良いなと思っています
ではまた!
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